先人たちの底力0902知恵泉!本田宗一郎のチームの中に権威を作るな! [Eテレ]
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2014年9月2日NHKEテレ放送の先人たちの底力知恵泉を見ました。本田宗一郎の生き方、経営のポリシーを学ぶ機会になりました。
印象に残ったポイントを少し書かせて頂きます。
花子とアンの記事でも権力について少しだけコメントさせて頂きましたが、同じようなテーマを話題にしていた点がございましたので、ご紹介してみたいと思います。
本田宗一郎さんは、技術の前には社長も従業員もないという考え方だったようです。
社長を引退されたあとのことですが、栃木工場を見学に行かれたときのエピソードです。
一枚の写真に激怒されたのだそうです。その写真には、選ばれし者が作ったNSXと書かれていたそうです。
選ばれし者というのは、開発に携わった方のことなわけですが、本田宗一郎さん曰く、「他の従業員の写真は食堂のおじさん、トイレ掃除のおばさんの写真はどこにあるのか?
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その人たちの力なしで車は作れたのか?エリートでなければ作れないなら、こんな車なんて作らなくていい。」とおっしゃられたというのです。
どんな仕事でも平等であり、一部のエリートを賞賛する行為は許しがたいというお考えなのだそうです。
晩年の本田宗一郎の秘書をされていた住川さん曰く、アメリカのオハイオ州の工場を見学したときのことが忘れられないとのことです。
アメリカの従業員にも親しく声をかけていかれたのだそうです。その当時アメリカの工場では、トイレなど役員と従業員で別になっていたようなのですが、ホンダでは、そういう区別はまったくなかったようです。
会社の中で自分のために働けというポリシーで、上司に結婚式のスピーチも頼むなという方針で、権威をとにかくきらうというか、権威を持たせない社風があったんですね。
ホンダがこれからもそういう会社であってほしいし、他にもそういった社風の会社が増えていってほしいものです。
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