先人たちの底力0819前編知恵泉!上杉鷹山に学ぶ組織の建て直し方! [Eテレ]
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2014年8月19日火曜23時から放送された先人たちの底力知恵泉(ちえいず)を観ました。
ジョン・F・ケネディーは尊敬する日本人に、上杉鷹山を上げています。
代表的日本人という本を内村鑑三が出版しており、ケネディーは、それを読んでいて、上杉鷹山を知っていたようです。
番組の中では、ゲストに鉄道の建て直しの立役者として有名な小嶋光信さんが出演されていました。
米沢藩は、現在でいうところ150億円くらいの借金をしてしまい、高い年貢に逃げ出す農民も出てきていたようです。
そんな状況の米沢藩の第9代の藩主になったのが上杉鷹山でした。
上杉鷹山は、借金で首が回らない米沢藩を立ち直らせるために取った方策が、下を動かせということだったそうです。
しきたりや格式を重んじる米沢藩は、儀式の際にかなりお金をかけて執り行っていたようです。
それを鷹山は、それまでの七分の一にまで倹約させました。しかしながら、なかなかその通りには、事は進まなかったようです。
そこで、鷹山は末端の農民といっしょに農業を手伝い、お忍びで、農作業を手伝ったこともあったとの事です。
そういう地道な藩主鷹山の行動が農民に理解され、下級武士と農民の心を捉えるようになっていきました。そして、利益を生み出すようになっていったようです。
また、このように末端の人間の気持を理解し、心を捉えようとしただけでなく、農民の教育にも力を入れました。
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そのためには、惜しまずお金をかけたそうです。
尾張藩出身の儒学者細井平州に米沢藩に来てもらったわけですが、来てもらうためにかなりの高額なお金で雇ったようなのです。
そのことで、回りの武士などから、かなり反感をかったようですが、儒学者細井平州を通して、農民を教育して回ったのだそうです。
そうして、農民の士気が上がり、藩全体の収益も上がっていったそうです。
他にも優れた政策を打ち出したようで、弱者のための優しい政策として、子ども手当てや1人暮らしの人の支援などを実施していったそうです。
さらに、婚活、鯉の養殖にまで、力を入れたというのですから、びっくりします。
実際に似た政策が現代にもありますが、あるだけでなく、まだまだ現代の政策のヒントにできるものがあるように思います。
100年後に当たり前の政策にできるような、政策の芽のような政策を生み出しておきたいものです。
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